LIVENT CORP.はどのような企業ですか。
Liventはリチウム技術を専門とする企業であり、私たちの暮らしを支えるさまざまな分野をしっかりとサポートしています。革命的な電気自動車のバッテリーに、人々のコミュニケーションを担う携帯機器、頑丈で軽量な合金、そして航空機や本格スポーツシューズなどに使用される先進ポリマーまで、当社はあらゆる角度から未来への前進に貢献します。Liventの強みは、業界をリードする材料科学のノウハウと、高品質リチウムを提供する包括的なサプライシステムです。Liventはトップに立つリチウム技術パートナーとして、世界のあらゆる変革の第一線で活躍する企業各社をサポートします。
Liventのこれまでの歩みを教えてください
FMCによるLivent Corp.の新規株式公開が、2018年10月に完了しました。リチウム市場への当社の参入は、1940年代にさかのぼります。当時は米国政府との連携のもと、Lithium Corporation of Americaとしてリチウムの有益な用途を開発していました。これを、フォーチュン500に名を連ねる化学企業FMCが1985年に買収。そして1991年には、電子機器メーカーSony Electronicsが携帯用カムコーダー用に初めて開発したリチウムイオンバッテリーを皮切りに、同社へのリチウム原料の提供を開始。これによって、より小型で携帯しやすいカメラの製造が可能となりました。
さらに当社は、リチウムの抽出および精製の両技術にも秀でています。LiventはFMC Lithium時代にアルゼンチンの塩水資源を購入。これによって当社専有の精製工程を開発・実用化し、塩水から95パーセントを超える純度で塩化リチウムを抽出できるようになりました。それと同時に、従来の天日乾燥方式と比べ、全体的な作業時間も大幅に短縮されました。
Liventの規模や事業地域について教えてください。
Liventは全世界に約800人の従業員を擁し、7か国に7つの製造施設と9つの事業所を配置しています。
新会社の経営幹部はどのような顔ぶれですか。
当社の経営陣に関する情報は、「会社概要」ページに記載されています。
Livent株のティッカーシンボルは何ですか。
Livent株はニューヨーク証券取引所にて、「LTHM」というティッカーシンボルで取引されています。
Liventの理念とはどのようなものですか。
安全第一
責任の履行
多様性の尊重
飽くなき革新
お客様との二人三脚
Livent製品はどのような分野で使用されていますか。
エネルギー貯蔵とバッテリーシステム
当社のリチウム製品は、次世代のモビリティとグリーンエネルギーを背負って立つ存在です。当社の高性能リチウム製品は、電気自動車や安定貯蔵用の充電式リチウムイオンバッテリーから、電子機器や家庭・軍事・医療用途の非充電式バッテリーまで、あらゆる場面で活用されています。
ポリマー
当社のポリマー向け製品は、「グリーン」なタイヤや軽量な内装材に活用されて自動車の燃料効率を高め、道路の品質と寿命を改善。さらに、広範な用途における粘着性や密閉性、成形性の向上もお約束します。
グリース
Liventの水酸化リチウムは、今日の高性能グリースの主原料。あらゆる温度・気象条件で素晴らしい汎用性と信頼性を発揮し、農業、自動車、航空、海洋、鉄道、製造に活用されています。
航空宇宙
当社の高純度リチウム金属は、西半球では他に生産されていない製品であり、民間および業務用、軍用航空機やロケットの最大積載量と燃料効率を高めています。
医薬品
当社製品は製薬業界の厳しい技術標準を満たし、情緒を安定させる薬のほか、高血圧や心血管疾患、肥満など、さまざまな疾病の治療薬において主要成分となっています。
工業
農薬製造、空気処理、セラミックやガラス、建設、染色、金属精製から半導体まで、当社はリチウムの可能性を最大限に活用。多様かつ重要な用途をお客様が実現できるよう、信頼に足るパートナーとしてサポートしています
Liventの本社はどこにありますか。
米国ペンシルバニア州、フィラデルフィアです。
Liventの製造施設はどこにありますか。
米国、ノースカロライナ州ベッセマーシティ
英国、ブロムボロー
アルゼンチン、カタマルカ州(フェニックス)
中国、張家港
インド、アーンドラ・プラデーシュ州
アルゼンチン、グエメス
中国、江蘇省
Liventの事業所はどこにありますか。
米国、ノースカロライナ州シャーロット
中国、上海
英国、ブロムボロー
インド、バンガロール
日本、東京
シンガポール
アルゼンチン、サルタ州
アルゼンチン、カタマルカ州
Liventの製品には、今後も一貫した品質と安全性、性能が保たれますか。
Liventは、高性能のソリューションと高品質の製品を提供するという使命を今後も果たし続けます。